日誌

教員研修「生物実習」を実施しました。

2017年8月21日 11時47分

教員研修「生物実習」を実施しました。
    
8月18日(金)
実習Ⅰ「河川調査の方法」
実習Ⅱ「水生昆虫の同定」
8月19日(土)
実習Ⅲ「野鳥観察」
実習Ⅳ「海浜の生物採集」
初日は、大洲青少年交流の家において、河川調査の方法についての講義の後、大洲市内を流れる肱川の河川で、川幅や水温を計測する方法や水生動物の捕獲方法について学びました。
2日目は、長浜高校に移動しました。海岸に生息する生物とその採取方法についての講義の後、近くの海岸で採取した生物を同定し、飼育方法について学びました。参加された先生方は、大変熱心に活動をされていました。

第5回香川県高校生科学研究発表会に参加しました 【三崎高校】

2017年8月9日 12時00分

 数学・情報領域の三崎高校は、7月22日(土)にサンポート高松にて「第5回香川県高校生科学研究発表会」に参加し、昨年度の研究内容である「5パズルの最短手数とその配置」をポスター発表(課題研究部門)にて発表しました。香川県も愛媛県と同様に数学の発表が少なく、「パズル」というなじみやすい題材を扱っていたからか、多くの高校生や先生方に見てきていただきました。発表の最中に聴衆者から感嘆の声が上がるなど、真剣に聴いてくださる姿に生徒たちも嬉しそうでした。質疑応答では主に先生方や審査委員の方から多くの質問をいただき、ポスター発表終了後も一部の先生方が熱心に質問をされるほどでした。質問に対しては、昨年度から継続している2年生の生徒が丁寧な説明と身振り手振りを加えながら回答している様子が印象的でした。
 香川県内の高校生による口頭発表やポスター発表を見させていただきましたが、ステージ上での口頭発表における生徒たちの立ち振る舞いや会場からの質問の多さが印象的であり、また、観音寺第一高校と高松第一高校については、発表等をしない一般生徒も本発表会に多く参加していたことに驚きました。香川大学医学部の平野勝也教授による講演では、丁寧な語り口でこれまでの研究内容に関するお話をしていただいきましたが、高校生の科学研究に通ずる内容が多く含まれており、大変参考にさせていただきました。
 本発表会に参加することで、生徒も私自身も経験を積むことと知識を蓄えることができました。数学における科学研究の発表の場が少ない中、本発表会に参加させていただいたことに対して、各方面の関係者のみなさまに感謝申し上げます。
  
  

「科学研究とは何か」を実施しました

2017年8月1日 15時25分

7月29日土曜日に、愛媛大学で参加教員23名、生徒84名が参加して、著名な科学者のお話を直におうかがいすることで科学研究の魅力や意義、そして姿勢を再確認するとともに、愛媛大学の先生方のご指導のもと、自分たちの研究計画を話し合い共有する講座「科学研究とは何か」を開催しました。日程は以下のとおりです。

  • 「開会挨拶」 愛媛県総合教育センター 染田 祥孝 所長      
  • (講演)「最先端科学研究の現場~放射線光地球科学と超高圧材料科学を例に~」    
  •        愛媛大学地球深部ダイナミクスセンター長 特別栄誉教授  入舩 徹男 先生       
  • 「プロフェッショナルサイエンスコースによる研究計画の発表」 今治東中等教育学校    
    (指導者 曽我部 由香 教諭)   
  • 「評価について」 愛媛大学教育学部教授  隅田  学 先生      
  • (分科会)「研究計画の検討」      
  • (全体会)「研究計画・全体協議」      
  • 「講 評」     
  •   愛媛大学教育学部長 佐野  栄 先生    
  •   中高生の科学研究実践活動推進プログラム推進委員 三重大学教育学部教授 荻原  彰  先生
    

今回は、全ての領域の全ての参加教員、生徒が一堂に会する初めての会でした。分科会では、お互いの研究内容について話し合い、質疑応答も盛んに行われていました。
この出会いを良い刺激として、日々の研究活動に励んでいただきたいと思います。

弓削島の研究がスタートしました。

2017年7月25日 10時01分

7月22日(土)
 総合教育センターの佐藤栄治先生に弓削島に来ていただき、フィールドワークを行いました。午前中は石灰山周辺の露頭を観察し、午後からは弓削島北部の岩体の観察を行いました。地質図では表しきれていないことも多くあり、現場で観察することの大切さを学びました。

科学研究の進め方(化学領域)を開催しました。

2017年7月18日 08時51分

7月15日(土)、16日(日)の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方(化学領域)」を開催しました。

愛媛大学教育学部 大橋淳史先生のご指導のもと、「食品添加物の役割を研究して食品ロスを減らそう」というテーマで実験の方法や研究の進め方について学びました。

  
  

1日目は学校を区別せず、混合班で基礎実験を行い、2日目は学校ごとで今後の研究の方向性を検討し、いくつか条件を変えて、実験を行いました。どの学校も積極的に活動していました。今後の研究に期待したいと思います。

「科学研究の進め方【地学領域】」を実施しました

2017年7月10日 00時10分

7月8日(土)
 愛媛大学で愛媛大学教育学部佐野栄教授の指導の下で、「岩石観察のための基本講座」「花崗岩類の肉眼観察・顕微鏡観察」「高縄半島の地質と愛媛県の地質」についての基本的なことを学びました。「岩石観察のための基本講座」では、岩石の基本的な分類を学んだあとで、各グループごとに話し合って岩石の名称を決めました。岩石の顕微鏡観察の原理や基本的な鉱物の見分け方も学びました。そして、翌日のフィールドワークに役に立つ愛媛県の地質、特に高縄半島の地質について学びました。
     
7月9日(日)
 佐野栄教授の指導で、今治市波方町で岩石の観察を行いました。露頭観察のポイントやスケッチの方法、記録の仕方を学びました。高縄半島でみられる花崗岩体と斑レイ岩体の関係や多様な岩相の変化を観察しながらいろいろなことを考えたり学んだ一日でした。今後の研究テーマの設定や研究方法を考える上で何かヒントが得られたのではないかと思います。
     

参加教員向け講座「科学研究の指導とは」を開催しました

2017年7月3日 17時02分

7月1日土曜日に、愛媛大学で参加教員23名が参加して、本事業のねらいを理解してもらい「科学研究の指導」について学ぶ講座を開催しました。日程は以下のとおりです。

  • 「開会挨拶」 愛媛県総合教育センター 染田 祥孝 所長 
  • (講演)「科学研究の指導者へ」 大阪府教育センター 広瀬 祐司 主任指導主事 
  • 「ホームページ実習」 愛媛県総合教育センター 谷山 伸司 指導主事 
  • 「研究倫理・安全管理の基本的な考え方について」 愛媛大学教育学部 向 平和 准教授 
  • 「科学的な思考について」 愛媛大学教育学部 大橋 淳史 准教授 
  • 「1年間の事業の流れ」 愛媛県総合教育センター 真鍋 昌嗣 指導主事 
  • 「旅費請求・物品購入について」 愛媛県総合教育センター 横田 義広 指導主事 
  • 「評価について」 愛媛県総合教育センター 佐藤 栄治 指導主事室長 
  • (発表)「生徒主体の科学研究を実現するために」 西条高等学校 川口 洋 教諭

 

受講者の先生方には、愛媛大学の先生による「研究倫理」や「科学的な思考」などの講座を通して、科学研究の指導に必要不可欠な知識や考え方について再確認していただくとともに、一年間の流れや手続き、本事業での研修効果の評価の流れを学んでいただきました。また、小中高等学校の理科教育・科学研究指導に精通しておられる広瀬先生のお話から、科学研究指導のおもしろさややりがいを改めて確認することができ、大変有意義な研修会となりました。

「科学研究の進め方【数学・情報領域】」を実施しました

2017年6月19日 13時39分

6月10日土曜日、6月17日土曜日の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方【数学・情報領域】」が実施されました。

教育学部教授安部利之先生のご指導のもと、石取りゲームを中心的な題材として、対象を数理的に解釈し、問題発見や問題解決につなげていく方法を学びました。

2日間で学んだこと、また、数学を楽しむ経験を今後の研究活動に生かしてほしいと思います。

「科学研究の進め方」物理領域を実施しました。

2017年6月12日 19時58分

 6月10日(土)、6月11日(日)の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、教育学部中本剛先生のご指導のもと、熱電変換技術を題材としたデータロガーを用いた探究活動に取り組みました。

 講座では、講義と実験・実習を通してゼーベック効果の理論を学び、その原理を用いた熱電変換素子を電源として、4足歩行ロボット「メカドッグ」の犬ぞり競走で、熱電変換効率とエネルギーの有効利用に関するチャレンジ課題に取り組みました。見事、課題を攻略できた研究チーム、残念ながら全くロボットが動かなかった研究チームと結果は様々でしたが、2日間楽しみながら、講座に取り組みました。

 2日間で学んだ探究活動に関する多くの事柄を、今後の研究活動に生かしてください。

     
   

「科学研究の進め方」(生物領域)を実施しました。

2017年6月12日 09時00分


6月10日(土)11日(日)に、愛媛大学教育学部で「科学研究の進め方」(生物領域)を実施しました。
6月10日(土) 
 講義「無菌操作の方法と有用微生物の探査について」
 実習「培地の調整と滅菌の方法:オートクレーブ及び簡易的な滅菌方法」
 実習「培地の作成及び菌の播種」
6月11日(日)
 講義「今後の研究の方向性」
 実習「菌の観察及び顕微鏡写真の撮影」
 実習「ImageJの操作」
 本日の振り返りと研究計画の作成
      
参加された先生、生徒さんは、肉眼では観察できない微生物の培養や観察方法、そして、画像を処理する方法について学びました。今回得た知識や技術を生かして、各学校で研究計画を検討してください。