科学研究の進め方(地学領域)を実施しました。
2022年7月17日 11時39分今後は、この二日間の実習で学んだことをもとに、研究の方向性を検討していきます。
本事業では、愛媛大学、愛媛県総合教育センター、高教研数学部会・理科部会が連携して、先生方の指導力向上と高校生の科学研究の支援を行っています。(国立研究開発法人 科学技術振興機構「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の支援(2015-2017)を受けて行っていた事業の後継事業です)
「えひめサイエンスチャレンジ2021」を2月6日にオンラインで開催し、57チーム(一般部門33チーム、プログラム参加部門24チーム)が参加しました。今年度も愛媛大学で開催できなかったことは残念でしたが、昨年度と比べて動画作成の技術も向上して、大変興味深い研究が集まりました。また、ライブ配信で行った交流会では、昨年度以上の参加がありました。
発表動画は、2月末まで視聴することができます。ぜひ多くの研究を視聴して、これからの研究の参考にしてください。また、視聴後のコメントの記入もお願いします。
入賞したチームは以下の通りです。
【一般部門】
最優秀賞
松山南高等学校 「ネギボウズによる海洋汚染物質の除去」
優秀賞
新居浜南高等学校 「恒星の表面温度簡易測定法の検討」
新居浜南高等学校 「食虫植物ウツボカズラの消化液に関する研究」
長浜高等学校 「カクレクマノミのダンスの秘密~赤い丸はニモにとっても赤信号!?~」
努力賞
西条高等学校 「最適停止問題から考える~最良の選択をするには~」
愛媛大学附属高等学校「絶滅危惧種マツカサガイの緊急避難生息域外保全技術の開発」
愛媛大学附属高等学校「海洋性細菌を利用した海洋マイクロプラスチック汚染の解決に向けて」
【プログラム参加部門】
優秀賞
西条高等学校 「炭酸ナトリウム由来のアルカリ性洗浄剤合成~おむつ灰の再資源化を目指して~」
丹原高等学校 「竹の成分抽出と有効活用に関する研究 ~竹パウダーの魅力に迫る~」
今治西高等学校 「今治市の蒼社川付近における淡水生ウズムシの現状と課題」
7月17日(土)
10:00~12:00 講義「地盤地質学」
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 実習「松山市日浦周辺の岩石」
7月18日(日)
10:00~12:00 実習「空中写真による地滑りや断層地形の判別」
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 実習「岩石薄片の作成と観察」
参加された各学校の先生、生徒の皆さんは、熱心に取り組みました。
2日間の実習で学んだことを基に、今後の研究の方向性を検討していきます。
7月17日(土)、18日(日)の2日間、愛媛大学において、「科学研究の進め方」(生物コース)を実施しました。
初めに、総合教育センター所員による課題研究の進め方に関する講義を行い、次に、愛媛大学の先生方によるタマネギの根端を用いた分裂指数の算出とその研究の応用についての講義と、体細胞分裂の観察方法や撮影た写真の加工法についての実習を行いました。参加者は、真剣に顕微鏡をのぞきながら細胞の分裂する様子を観察するなど、熱心に取り組んでいました。
「えひめサイエンスチャレンジ2020」を、今年度はオンライン(オンデマンド配信)で2月14日に開催しました。大会には、一般参加を含めた一般部門に37チーム、本プログラムに1年間参加してきたプログラム参加部門に26チームの、合計63チームの参加がありました。愛媛大学に集合しての開催ができなかったため、参加者同士が直接交流することはできませんでしたが、以下のような試みにより、充実した大会となりました。
① You tube(限定配信)を利用した発表動画の視聴(参加者は全ての発表が視聴可能)
② Zoomのブレイクアウトセッションを活用した交流会
③ Googleフォームを用いた各学校の発表動画を視聴した「意見・感想」の提出
④ 愛媛大学教育学部が作成したPR動画(愛媛大学の学部・学科等の紹介)
⑤ 「研究紹介」「結果発表及び表彰式」動画における生徒による進行
入賞したチームは以下の通りです。
1 一般部門
最優秀賞
長浜高等学校 「カクレクマノミのダンスの秘密~黒い丸はカクレクマノミのくねくねダンスのカギとなる!~」
優秀賞
新居浜南高等学校 「スリットドラムの音響原理 有限要素法と梁理論を基に」
新居浜南高等学校 「ウツボカズラの消化液に関する研究2~タンパク質とキチンが消化液に与える影響~」
丹原高等学校 「竹の消臭効果についての研究」
努力賞
松山南高等学校 「媒熔剤が鉄(Ⅱ)イオンの発色に及ぼす影響の研究」
松山南高等学校 「チョウの翅から見た省エネ飛翔の可能性」
愛媛大学附属高等学校 「バクテリアを利用したバイオプラスチックの合成および分解」
2 プログラム参加部門
優秀賞
丹原高等学校 「竹の成分抽出方法とその活用方法の検討」
今治西高等学校 「メダカの形質の遺伝について」
長浜高等学校 「シオミズツボワムシの飼育密度と遊泳速度」
12月23日~24日に日本学生科学賞の中央最終審査がオンラインで行われ、昨年度スキルアッププログラムでお世話になった新居浜南高気泡研究班が出場しました。
課題は、研究成果を5分間の動画にまとめることと、15分間の質疑応答でした。膨大な研究成果を5分間にまとめること自体がとても難しく、それを編集なしでZoomのレコーディング機能で一発撮りすることが求められていました。出場した4人は期末考査が終わってから提出締切の12月10日までの限られた時間で苦労しながら動画を作成しました。
23日に行われた質疑応答はとても高度な質問が飛び交い、出場したメンバーも非常に緊張をしていましたが、ゆっくりではありましたが落ち着いて答えることが出来ました。一方で、質疑応答によって自分達の研究内容を深めることが出来、良い経験になりました。
審査の結果、読売理工学院賞を受賞しました。研究を始めて2年ほどの間、時には休校期間があるなど、困難もありましたが、地道な努力の結果得ることの出来た受賞であったと思います。
質疑応答直前の様子。机には勉強した大量の資料が並んでいます。
アピールするために準備した実験機材です。
受賞発表の瞬間です。
受賞発表後、審査員から本校の研究を表彰式の場でご紹介いただきました。秋篠宮皇嗣殿下にもご覧いただきました。
お世話になった全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
令和2年7月25日(土)、26日(土)に、愛媛大学で新型コロナウイルス感染防止の対策を取りながら、科学研究の進め方(生物領域)を開催しました。
25日は、課題研究の進め方と遺伝学の歴史についての講義、そして午後からは植物を用いたPCRに関する実習を行いました。26日は、前日の結果まとめと講義、統計処理の方法についての実習を行いました。
この二日間で学んだことを、今後の研究に生かしてほしいと思います。