新居浜南高校の研究班が愛媛大学研究室を訪問しました
2016年10月1日 12時00分新居浜南高校の研究班は、愛媛大学教育学部を訪問し、中本剛准教授、横田義広指導主事から指導・助言をいただきました。新居浜南高校では、流体から受ける抵抗力について研究しています。先生方には、実験装置や今まで実験で得られたデータを見ていただき、今後必要な検証実験やどのように研究を進めればよいか丁寧に御助言いただきました。とても有意義な訪問となりました。
 
 
 
本事業では、愛媛大学、愛媛県総合教育センター、高教研数学部会・理科部会が連携して、先生方の指導力向上と高校生の科学研究の支援を行っています。(国立研究開発法人 科学技術振興機構「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の支援(2015-2017)を受けて行っていた事業の後継事業です)
新居浜南高校の研究班は、愛媛大学教育学部を訪問し、中本剛准教授、横田義広指導主事から指導・助言をいただきました。新居浜南高校では、流体から受ける抵抗力について研究しています。先生方には、実験装置や今まで実験で得られたデータを見ていただき、今後必要な検証実験やどのように研究を進めればよいか丁寧に御助言いただきました。とても有意義な訪問となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
8月2日(火)は、大洲肱川を舞台に、上流から河口に向かって植物調査を行い、植生の変化の様子を調査しました。また、8月3日(水)は、国立大洲青少年交流の家で早朝は野鳥観察、午前に採取した植物のデータ処理方法及び昆虫の標本作製についての実習をしました。参加された先生方は、暑い中大変熱心に取り組まれていました。なお、本実習は、「自然観察指導力スキルアッププログラム」と一部合同で実施いたしました。
7月30日(土) 本プログラムに参加している教員、生徒すべてを対象に「科学研究とは何か」を愛媛大学を会場に開催しました。開会行事に引き続き愛媛大学特別栄誉教授 田辺信介先生の講演を聞きました。先生は、「研究者の一分」というタイトルで、科学者としての先生の生き方を話してくださいました。研究者は、全てを忘れて研究に没頭する時期があってもよい、もう一度生まれ変わっても研究者になりたいという言葉には説得力がありました。続いて、今治西高校、長浜高校の現在の研究の中間発表及び研究計画の口頭発表を聞き討議を行いました。 
 
 
 その後、数学・情報領域、物理領域、化学領域、生物領域、地学領域の各領域別に分かれて各テーマの検討を行いました。ここで検討した内容をこの日参加した全員の前で発表して参加者全員で共有しました。 
 
 
 
 
 
 この日は、たくさんの愛媛大学の先生方と本事業の推進委員湯澤修一様、JST石井暁主任調査員様にも参加していただき、たいへん充実した研修会となりました。
 今後、研究計画について各学校に持ち帰って再度検討した後、大学や教育センターと相談したり指導を受けながら研究を進め、10月29日(総合科学博物館)、11月20日(歴史文化博物館)での二つの地域に分かれての中間発表でその成果を各班に発表してもらう予定です。
 教育学部大橋淳史先生の御指導のもと、科学イノベーション挑戦講座と合同で、デンプンの糖化をテーマに、基礎実験を行いました。今後研究テーマを設定し、研究を進めていく上で重要な考え方や実験条件の制御などについて学びました。ICT機器も活用した内容で、指導教員はもとより、生徒も意欲的に実験に取り組んでいました。 
 
 
 
 
 
7月10日(日)、7月16日(土)の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方【物理領域】」が実施されました。
 教育学部中本剛先生のご指導のもと、ホール効果を題材として、データロガーを用いた探究活動に取り組みました。1mmほどのホール素子にルーペを用いて端子付けし、試料のネオジウム磁石の表面磁場を求める課題に班で協力して挑戦しました。
 2日間で学んだ探究活動に関する多くの事柄を、今後の研究活動に生かしてください。
 
 
 
 
7月10日日曜日、7月16日土曜日の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方【数学・情報領域】」が実施されました。
教育学部教授安部利之先生のご指導のもと、15パズルや石取りゲームを中心的な題材として、対象を数理的に解釈し、問題発見や問題解決につなげていく方法を学びました。
2日間で学んだこと、また、数学を楽しむ経験を今後の研究活動に生かしてほしいと思います。
7月2日(土)に、愛媛大学で参加教員21名が参加して、本事業のねらいを理解してもらい「科学研究の指導」について学ぶ講座を開催しました。日程は以下のとおりです。
「開会あいさつ」 愛媛県総合教育センター 染田 祥孝 所長
「研究倫理の基本的な考え方について」 愛媛大学教育学部 向 平和 准教授
「科学的な思考について」 愛媛大学教育学部 大橋 淳史 准教授
1年間の事業の流れ 愛媛県総合教育センター 横田 義広 指導主事
「評価について」 愛媛大学教育学部 隅田 学 教授
「ホームページ実習」 愛媛県総合教育センター 谷山 伸司 指導主事
「科学研究指導について」 広島県立広島国泰寺高等学校 三浦 淳子 指導教諭
(三浦先生の講演は、本事業の参加教員以外からも11名の先生方が参加しました)
「旅費請求・物品購入について」 愛媛県総合教育センター 佐藤 栄治 指導主事 
 
 
 
 
 
 
 受講者は、「研究倫理」や「科学的な思考」について興味深い講座を聞き、一年間の流れや手続き、本事業での研修効果の評価の流れを学んでいただきました。また、科学研究の指導経験の豊富な、広島県立広島国泰寺高等学校 三浦淳子 指導教諭の話を聞きました。講座終了後に三浦先生を囲んでの情報交換会には多くの先生方が参加しました。参加教員の意識が高まった有意義な研修会になりました。
 2日間の日程で愛媛大学教育学部の佐野栄教授の指導で、参加教員1名、参加生徒2名が参加して講座を行いました。参加生徒2名とも地学を履修していないため、基本的な岩石の見方、野外での観察方法からはじめました。
6月18日(土)
 愛媛大学で岩石の観察方法など基本的な知識を学んでもらい、午後は実際に野外に出て地質学的な物事の考え方を学びました。 
 
 
6月19日(日)
 今治市波方町に分布する花崗岩類、花崗閃緑岩、ハンレイ岩類等を観察しました。それらの岩石がどのような関係で接しているのかを考えました。 
 
 
 2日間で、参加者全員で野外観察を行いいろいろ議論する中で、地学を履修したことのない生徒も地学的なものの見方や考え方が身につきました。また、疑問に思ったことがいくつも出てきました。今後、先行研究についても下調べをするとのこと、面白い研究に発展してほしいと思います。
6月11日(土)12日(日)の2日間、「科学研究の進め方」(生物コース)を実施しました。 
 
 
 
6月11日(土) 於:愛媛大学 「ファストプランツを用いた遺伝実験のモデルについて」
                   「Exelを用いた統計処理演習」
成長が早く、実験材料に適したファストプランツの高さを測定し、データ処理の方法を学びました。
6月12日(日) 於:愛媛県立とべ動物園 「フクロウのペリットの観察」
                          「フクロウの羽根、生態の観察」
フクロウが吐き出したペリットから数多くの骨が出てきました。骨のつくりを観察したり、、生態系の維持の大切さを学びました。また、午後からはフクロウの羽根を観察し、羽音がたたないつくりを考察したり、動物園の近くに営巣するフクロウを観察したりしました。
2日間学んだ実験に関する数多くの事柄を、今後の研究活動に生かしてください。
 
 
 
ポスタータイトル「ペルチェ素子を熱源にした金属板の熱の伝わり方」
2016年3月21日に仙台で行われた日本物理学会第12回Jr.セッションに新居浜西高校が参加しました。参加生徒からは、「自分たちの研究への意見やアドバイスは新しい視点からの発見があって良い経験となりました」「他の高校生の研究を知り、素晴らしいなと思ったのと同時に、私も負けないように頑張ろうという気持ちになりました」などの感想が聞かれました。