新居浜南高校銅鑼班です。私たちは3月23日(金)に東京理科大学野田キャンパス(千葉県野田市)で行われた日本物理学会Jrセッションに参加してきました。愛媛県からは新居浜南高校の他に西条高校、小松高校も参加しました。ポスターセッションはポスターのみを用いて行うというルール(ただし、縮小版ポスターは可)で、説明と質疑応答に取り組みました。多くの来場者がポスターを食い入るように見て下さり、助言やアドバイスを頂きました。発表時間が2時間と長く、大変でしたが、自分たちの研究を興味を持って見ていただけることは幸せなことだと感じました。
また、先日の今治西高校さんの取組に倣い、ポスターの縮小版を用いた説明や名刺の交換を実施しました。特に、ポスターの縮小版は、後方の人にも説明が十分に伝わりとても効果的だと感じました。
全国から101件の発表がありましたが、本校の研究は上位35件の研究に選ばれ、奨励賞を受賞することができました。これも、日頃からご指導・ご助言いただいた先生方、見守って下さった皆様のおかげと感謝しております。
この研究は来年度も継続して行う予定です。さらに研究を深め、真理を希求していこうと考えています。
今治西高校の生物部、パラサイト班です。私たちは3月17日(土)に札幌コンベンションセンターで開催された「第65回日本生態学会大会」の高校生ポスター発表会に参加し、「ハリガネムシの生態に関する研究」を発表し、質疑応答を行いました。大会には全国から46件のエントリーがあり、遠方からの参加はSSH指定校が多かったです。私たちの研究は表彰式で最優秀賞(中学校1件、高校3件)の中に選ばれ、副賞として4冊の専門図書(1万円相当)をいただきました。
1月28日に愛媛大学で開催された「えひめサイエンスチャレンジ」では優秀賞をいただきましたが、その時のポスターの出来には不本意なものがあったので構成から全面的に作り直しました。今回は通常のプリンターでA4判用紙18枚に分割印刷したものを貼り合わせてA0判ポスターを作成しましたが、他校は大型プリンターで作ったA0判1枚の大判ポスターばかりで、「日本一のローテクで日本一の研究」をスローガンにしている生物部としては、ちょっとした貧乏自慢になりました。
札幌は前日から大雪で、会場までの移動は大変でした。高校生ポスター発表は一般研究者のポスター発表会場の一角にあったので、大学の先生や大学院の学生さんが大勢来てくださいました。質疑応答では有益な助言や講評を沢山いただき、次回の発表に向けてのレベルアップにつながる対話が多くできました。また、生物部で作った部員各自の名刺を持っていき、有意義な質疑応答につながった先生方とは名刺交換して今後の連絡(質問)先となるメールアドレスをゲットしました。その際には、名刺と一緒に「ポンジュースチロルチョコ」や「ポンジュースもち」を一緒に渡すようにして、愛媛県から参加しているという印象付けを行いました。
発表練習は7分版、5分版、3分版の各バージョンのそれぞれで行い、どのメンバーも単独で発表できるように準備しました。これは、発表の途中から通路に立ち止まって聞き始めた人に別の班員が近づいて声をかけ、手持ちの資料を使って発表の残り時間に応じた説明をマンツーマンで行うためです。当日の発表ではコアタイム内での発表回数を多くする(多くの人に聞いていただく)ために、7分版での発表と2~3分での質疑応答を基本サイクルとしました。質疑応答が長引いた際には1名の生徒が応答の継続を担当したまま、別の生徒が新しい聴衆を相手に次の回の発表を開始するようにして、10分間の発表サイクルを維持しました。調査に使用した道具の実物や別刷りの大判写真を持参し、発表中に実物や補足写真の提示をその場で行ったのも効果的でした。
ポスター原稿を印刷したプリントを封筒に入れて「ご自由にお取りください」と表示して、掲示したポスターの下に貼り付けておいたところ、用意しておいた約50枚が昼休み中に1枚もなくなっていました。また、北海道大学に進学している生物部のOG(生物部での研究実績を活用してAO入試で歯学部へ進学した先輩)が差し入れを持って応援に現れ、発表を聞いて助言もしてくださるなど、とても励みになりました。

東予地区の生徒実行委員を担当するのは松山中央高校と弓削高校です。我々はWeb会議で内容を決め、時間短縮をはかりました。使用したツールは「appear.in」というものです。「appear.in」とは登録不要でパソコンとインターネット環境があれば、事前にアカウント設定やアプリのインストール等は必要ない、Web会議のためのツールです。10月23日と10月30日の二日間で話し合いをしました。
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