えひめサイエンスチャレンジ2022を実施しました。
2023年2月7日 08時08分2月5日(日)愛媛大学で、えひめサイエンスチャレンジ2022を実施しました。
【一般部門】
長浜高等学校 「カクレクマノミのダンスの秘密~黄色と黒のシマシマは警戒の合図~」
本事業では、愛媛大学、愛媛県総合教育センター、高教研数学部会・理科部会が連携して、先生方の指導力向上と高校生の科学研究の支援を行っています。(国立研究開発法人 科学技術振興機構「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の支援(2015-2017)を受けて行っていた事業の後継事業です)
2月5日(日)愛媛大学で、えひめサイエンスチャレンジ2022を実施しました。
令和4年6月11日(土)、12日(日)の2日間、科学研究の進め方(生物領域)を実施しました。今年度も、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を実施しながら、講義や実習を行いました。1日目は、愛媛大学ミュージアムの見学や、フクロウのペリットを分解して食性調査を行いました。2日目は、顕微鏡を用いた画像解析や、蛍光顕微鏡の操作方法について実習を行いました。今後は、2日間の経験をもとに、研究テーマを選定していきます。
7月9日、16日の2日間、愛媛大学教育学部で、えひめサイエンスリーダースキルアッププログラム「科学研究の進め方」(物理領域)を実施しました。1日目は、「熱電変換の基礎」について愛媛大学の中本教授の講義を受けた後、熱電対を用いた温度計を作成を行いました。2日目は、「熱電変換材料と応用」について中本教授の講義を受けた後、ペルチェ素子を電源として活用した犬ぞりを作成し、2校間で競技と協議を行いました。最後に、今後の課題研究について、研究テーマと計画を発表し、意見交換を行いました。2日間の活動を通して、課題研究の進め方や、データ採取と解析の課題研究への活用方法を学ぶことができました。
「えひめサイエンスチャレンジ2021」を2月6日にオンラインで開催し、57チーム(一般部門33チーム、プログラム参加部門24チーム)が参加しました。今年度も愛媛大学で開催できなかったことは残念でしたが、昨年度と比べて動画作成の技術も向上して、大変興味深い研究が集まりました。また、ライブ配信で行った交流会では、昨年度以上の参加がありました。
発表動画は、2月末まで視聴することができます。ぜひ多くの研究を視聴して、これからの研究の参考にしてください。また、視聴後のコメントの記入もお願いします。
入賞したチームは以下の通りです。
【一般部門】
最優秀賞
松山南高等学校 「ネギボウズによる海洋汚染物質の除去」
優秀賞
新居浜南高等学校 「恒星の表面温度簡易測定法の検討」
新居浜南高等学校 「食虫植物ウツボカズラの消化液に関する研究」
長浜高等学校 「カクレクマノミのダンスの秘密~赤い丸はニモにとっても赤信号!?~」
努力賞
西条高等学校 「最適停止問題から考える~最良の選択をするには~」
愛媛大学附属高等学校「絶滅危惧種マツカサガイの緊急避難生息域外保全技術の開発」
愛媛大学附属高等学校「海洋性細菌を利用した海洋マイクロプラスチック汚染の解決に向けて」
【プログラム参加部門】
優秀賞
西条高等学校 「炭酸ナトリウム由来のアルカリ性洗浄剤合成~おむつ灰の再資源化を目指して~」
丹原高等学校 「竹の成分抽出と有効活用に関する研究 ~竹パウダーの魅力に迫る~」
今治西高等学校 「今治市の蒼社川付近における淡水生ウズムシの現状と課題」
7月17日(土)
10:00~12:00 講義「地盤地質学」
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 実習「松山市日浦周辺の岩石」
7月18日(日)
10:00~12:00 実習「空中写真による地滑りや断層地形の判別」
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 実習「岩石薄片の作成と観察」
参加された各学校の先生、生徒の皆さんは、熱心に取り組みました。
2日間の実習で学んだことを基に、今後の研究の方向性を検討していきます。
7月17日(土)、18日(日)の2日間、愛媛大学において、「科学研究の進め方」(生物コース)を実施しました。
初めに、総合教育センター所員による課題研究の進め方に関する講義を行い、次に、愛媛大学の先生方によるタマネギの根端を用いた分裂指数の算出とその研究の応用についての講義と、体細胞分裂の観察方法や撮影た写真の加工法についての実習を行いました。参加者は、真剣に顕微鏡をのぞきながら細胞の分裂する様子を観察するなど、熱心に取り組んでいました。
「えひめサイエンスチャレンジ2020」を、今年度はオンライン(オンデマンド配信)で2月14日に開催しました。大会には、一般参加を含めた一般部門に37チーム、本プログラムに1年間参加してきたプログラム参加部門に26チームの、合計63チームの参加がありました。愛媛大学に集合しての開催ができなかったため、参加者同士が直接交流することはできませんでしたが、以下のような試みにより、充実した大会となりました。
① You tube(限定配信)を利用した発表動画の視聴(参加者は全ての発表が視聴可能)
② Zoomのブレイクアウトセッションを活用した交流会
③ Googleフォームを用いた各学校の発表動画を視聴した「意見・感想」の提出
④ 愛媛大学教育学部が作成したPR動画(愛媛大学の学部・学科等の紹介)
⑤ 「研究紹介」「結果発表及び表彰式」動画における生徒による進行
入賞したチームは以下の通りです。
1 一般部門
最優秀賞
長浜高等学校 「カクレクマノミのダンスの秘密~黒い丸はカクレクマノミのくねくねダンスのカギとなる!~」
優秀賞
新居浜南高等学校 「スリットドラムの音響原理 有限要素法と梁理論を基に」
新居浜南高等学校 「ウツボカズラの消化液に関する研究2~タンパク質とキチンが消化液に与える影響~」
丹原高等学校 「竹の消臭効果についての研究」
努力賞
松山南高等学校 「媒熔剤が鉄(Ⅱ)イオンの発色に及ぼす影響の研究」
松山南高等学校 「チョウの翅から見た省エネ飛翔の可能性」
愛媛大学附属高等学校 「バクテリアを利用したバイオプラスチックの合成および分解」
2 プログラム参加部門
優秀賞
丹原高等学校 「竹の成分抽出方法とその活用方法の検討」
今治西高等学校 「メダカの形質の遺伝について」
長浜高等学校 「シオミズツボワムシの飼育密度と遊泳速度」