弓削島の研究がスタートしました。
2017年7月25日 10時01分7月22日(土)
総合教育センターの佐藤栄治先生に弓削島に来ていただき、フィールドワークを行いました。午前中は石灰山周辺の露頭を観察し、午後からは弓削島北部の岩体の観察を行いました。地質図では表しきれていないことも多くあり、現場で観察することの大切さを学びました。
本事業では、愛媛大学、愛媛県総合教育センター、高教研数学部会・理科部会が連携して、先生方の指導力向上と高校生の科学研究の支援を行っています。(国立研究開発法人 科学技術振興機構「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」の支援(2015-2017)を受けて行っていた事業の後継事業です)
7月22日(土)
総合教育センターの佐藤栄治先生に弓削島に来ていただき、フィールドワークを行いました。午前中は石灰山周辺の露頭を観察し、午後からは弓削島北部の岩体の観察を行いました。地質図では表しきれていないことも多くあり、現場で観察することの大切さを学びました。
7月15日(土)、16日(日)の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方(化学領域)」を開催しました。
愛媛大学教育学部 大橋淳史先生のご指導のもと、「食品添加物の役割を研究して食品ロスを減らそう」というテーマで実験の方法や研究の進め方について学びました。
1日目は学校を区別せず、混合班で基礎実験を行い、2日目は学校ごとで今後の研究の方向性を検討し、いくつか条件を変えて、実験を行いました。どの学校も積極的に活動していました。今後の研究に期待したいと思います。
7月8日(土)
愛媛大学で愛媛大学教育学部佐野栄教授の指導の下で、「岩石観察のための基本講座」「花崗岩類の肉眼観察・顕微鏡観察」「高縄半島の地質と愛媛県の地質」についての基本的なことを学びました。「岩石観察のための基本講座」では、岩石の基本的な分類を学んだあとで、各グループごとに話し合って岩石の名称を決めました。岩石の顕微鏡観察の原理や基本的な鉱物の見分け方も学びました。そして、翌日のフィールドワークに役に立つ愛媛県の地質、特に高縄半島の地質について学びました。
7月9日(日)
佐野栄教授の指導で、今治市波方町で岩石の観察を行いました。露頭観察のポイントやスケッチの方法、記録の仕方を学びました。高縄半島でみられる花崗岩体と斑レイ岩体の関係や多様な岩相の変化を観察しながらいろいろなことを考えたり学んだ一日でした。今後の研究テーマの設定や研究方法を考える上で何かヒントが得られたのではないかと思います。
7月1日土曜日に、愛媛大学で参加教員23名が参加して、本事業のねらいを理解してもらい「科学研究の指導」について学ぶ講座を開催しました。日程は以下のとおりです。
受講者の先生方には、愛媛大学の先生による「研究倫理」や「科学的な思考」などの講座を通して、科学研究の指導に必要不可欠な知識や考え方について再確認していただくとともに、一年間の流れや手続き、本事業での研修効果の評価の流れを学んでいただきました。また、小中高等学校の理科教育・科学研究指導に精通しておられる広瀬先生のお話から、科学研究指導のおもしろさややりがいを改めて確認することができ、大変有意義な研修会となりました。
6月10日土曜日、6月17日土曜日の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、「科学研究の進め方【数学・情報領域】」が実施されました。
教育学部教授安部利之先生のご指導のもと、石取りゲームを中心的な題材として、対象を数理的に解釈し、問題発見や問題解決につなげていく方法を学びました。
2日間で学んだこと、また、数学を楽しむ経験を今後の研究活動に生かしてほしいと思います。
6月10日(土)、6月11日(日)の2日間の日程で、愛媛大学教育学部において、教育学部中本剛先生のご指導のもと、熱電変換技術を題材としたデータロガーを用いた探究活動に取り組みました。
講座では、講義と実験・実習を通してゼーベック効果の理論を学び、その原理を用いた熱電変換素子を電源として、4足歩行ロボット「メカドッグ」の犬ぞり競走で、熱電変換効率とエネルギーの有効利用に関するチャレンジ課題に取り組みました。見事、課題を攻略できた研究チーム、残念ながら全くロボットが動かなかった研究チームと結果は様々でしたが、2日間楽しみながら、講座に取り組みました。
2日間で学んだ探究活動に関する多くの事柄を、今後の研究活動に生かしてください。
6月10日(土)11日(日)に、愛媛大学教育学部で「科学研究の進め方」(生物領域)を実施しました。
6月10日(土)
講義「無菌操作の方法と有用微生物の探査について」
実習「培地の調整と滅菌の方法:オートクレーブ及び簡易的な滅菌方法」
実習「培地の作成及び菌の播種」
6月11日(日)
講義「今後の研究の方向性」
実習「菌の観察及び顕微鏡写真の撮影」
実習「ImageJの操作」
本日の振り返りと研究計画の作成
参加された先生、生徒さんは、肉眼では観察できない微生物の培養や観察方法、そして、画像を処理する方法について学びました。今回得た知識や技術を生かして、各学校で研究計画を検討してください。
3月18日(土)に大阪大学豊中キャンパスで行われた第13回日本物理学会Jr.セッションに新居浜西高校が参加しました。「ペルチェ素子を熱源にした金属板の熱の伝わり方 第2報」という研究テーマでポスター発表を行い、様々な人たちと熱心に議論する姿が見られました。参加生徒からは、「自分たちの研究に対していろいろな視点から意見をもらい新しい発見がありました。」「レベルの高い研究が数多くあることに驚き、物理にますます興味を持ちました。」などの感想が聞かれました。
第13回日本物理学会Jrセッションが大阪大学豊中キャンパスで行われ、新居浜南高校が参加しました。本校は、「モーターを活用した流体から受ける抵抗力の測定装置の開発」というテーマで今年度研究を続けて参りましたが、その成果をポスターセッション形式で披露しました。会場では、全国から集まった大学の先生方や高校生の方々と議論を交わしました。本校生徒は、「様々な点に対し鋭いご指摘を頂き、研究についての理解が深まり勉強になった。楽しかった。」と感想を話しており、とても良い経験となりました。この研究に関わってくださった愛媛大学や総合教育センターの先生方、ご支援いただいたJSTの皆様に心より感謝申し上げます。
2月12日(日)愛媛大学にて、本事業の「平成28年度の振り返り」を行いました。
午前中は、愛媛大学主催の「第5回理科教育シンポジウム」が開催され、えひめサイエンスリーダースキルアッププログラムの報告、松山市教育研修センターの取組、熊本大学の取組、愛媛大学での教員養成改革についての発表及び意見交換が行われ、本事業の参加教員も参加し、1年間のプログラムに参加された先生方ならではの貴重な意見が出されました。
午後からは、愛媛大学教育学部 隅田学教授の指導で、「平成28年度の振り返り」を行いました。年間を通じて行ってきたルーブリック評価の全体的な傾向の分析について説明があった後、1年間指導してきた生徒の変容と指導者の意識の変化を用意された雛型にパソコンでデータを入力しながら振り返りました。最後に、5名の先生方に振り返りで作成したプレゼンを発表していただきました。この後、作成されたプレゼンには指導した大学の先生や教育センターの指導主事からのコメントが入る予定です。
この日、JSTから、荻原 彰 推進委員、井上隆夫 主任研究員が参加され、適切な助言・御指導をしていただきました。